吃音克服策

【吃音歴20数年が語る】吃音(どもり)とは

吃音という言葉はなんだか聞き覚えのない言葉でしょうが、吃る(どもる)と聞くとイメージしやすいでしょうか。

吃音は端的に言うと、言葉が円滑に発声することができない症状です。普通に話せる人にとっては何とも理解がしにくい世界ですが、こういう人もいるんです。

この記事では、この「吃音」の世界をお伝えします。そして

人と人とのコミュニケーションの根幹としての「会話」を交わすことが困難な人もいることを知って欲しい、そしてその人達をサポートできるような社会の構築を一緒に考えていきましょう。

吃音の世界を知ってほしい

私も小学校くらいのときから、言葉が吃るようになり、

大人になってもそれが続いています。昔から吃音で悩んでました。

「吃音」は他人になかなか理解しずらい症状ですが、

吃音の症状が出ている方は毎日悔しい思いをしています。

こういう世界もあるんだよ、ということを知ってもらいたく、今回の記事を書きました。

今、公務員として働いていますが、結構辛いですね。色んな人と話しますので。

うまくいかないなーと踏ん切りがついたら、辞めるかもしれません笑。そのときのために今は文章作成を頑張るのみです!

吃音の種類について

吃音といっても具体的には3つの種類があります。

1つ目が連発(れんぱつ)といい「あ、あ、ありがとう」のように最初の音を繰り返す症状

2つ目が伸発(しんぱつ) といい「あーりがとう」と音を引き伸ばす言い方

3つ目が難発(なんぱつ)でといい「・・・・ありがとう」と最初の音が詰まって発音ができない症状です。

自分の傾向としては、連発が多いですね。何か話すとき、

最初の一文字目がでにくく、「えーと・・・」とか「なんというか」とかの言葉を先頭につけて言葉が出やすくしています。

これは後述しますが、すべての音が出にくいというわけでなく、発声しにくい音があるので、その音を発音するときによくこういった言葉を枕につけます。

あまりにこれを連続し続けると、

「結局、何言いたいの?」

「お前の話、よくわからない。」

「・・・・・・。」

というリアクションが返ってきます。

このように吃音の症状を持つ方は、

電話での会話、何かの人前での発表など精神的に辛い場面が何度もあります。

・話すことが苦手なわけでもなく

・緊張しているわけでもなく

単に「言いたい言葉が言いたいタイミングでうまく出てこない」んです。

吃音の自覚

言葉がうまく発声できないなと感じるようになったのは、

小学校3年ぐらいのときです。

国語の授業でクラスの前で音読をするのですが、簡単に読めるはずの漢字が発生できない。当然周りの生徒や先生から変な目で見られます。

音読自体が苦手というわけでもなく、緊張しているわけではないのですが、うまく教科書を読むことができず、

「次、音読を当てられたらどうしよう・・・」

逆にうまく音読ができないこと自体がみんなで前で音読をすることの恐怖感を持ってしまい、国語の授業は嫌いでした。

学校での生活だけでなく、親との会話ですら、どもりを連発し、伝えたいことが伝わらないという日々がありました。

その後、どもりがずーと続くことはありませんが、ふいに言葉が詰まってしまったり特定の状況・期間のときだけ症状がでてしまうなど、言葉の発声はあまり安定はしていませんでした。

就活

吃音持ちの人にとって、就職活動ほど地獄なことはありません。

私も就活の面接では非常に苦労しました。誰であろうと面接の場は緊張するものですが、大して緊張していなくても吃ってしまうんです。

相手に何が言いたいのかが全く伝わらない。

面接官の顔がみるみる「こいつおかしいな・・。」といった表情になる。

いくら筆記試験が優れていても、面接試験で落とされる、という日々が続きました。

そして、一番嫌だったのがグループ面接です。

グループ面接では、他に受験者がいる状態で自分が話さなければならないので、流暢に話せているときはともかく、

いったん吃りだすと「なんだこいつは?」みたいな雰囲気になって気持ちが絶望的に沈みます。

本当に周りの人がそう思っているかはわかりませんが、ここまでくると、被害妄想も激しくなってくるんですね。

当然面接の結果もうまくいくわけはありません。

本当に伝えたいことの一ミリも伝えられず、一人で帰路に着くのです。

頭の中では伝えたいことはイメージできているのに

言葉にすると伝わらない。

「俺、本当に就職できるのかな・・・」

この帰り道が絶望的なものでした。

私は「あ行」の音がうまく言えません。

吃音者は全ての音の発生が困難というわけではありません。特定の音のとき吃ってしまうというケースもあります。

私の場合は、あ行の発生が苦手です。

「あ・い・う・え・お」で始まる言葉を発生するとき、

最初の音が「あ、あ、あ、ありがとうございます」といったように発音されてしまうのです。

こういうときって、あ行から始まる名前の人が職場にいると大変です。

その人に呼び掛けるとき、いっつも言葉が吃ってしまい正しく人に声をかけることができません。

吃音に対する理解の不十分

吃音の人が悩む理由の一つとして、他人に理解されにくい、ということがあります。

そもそも吃音という理解が広まらないため、話していて

「なんか喋り方おかしいな?」

「相当緊張しているけど大丈夫?」

といった印象を持たれます。

吃音症状がでている人にとっては全く緊張がしていない状況でも症状が出てしまうため、周りからプレッシャーに弱いいつも緊張しているヤツという烙印を押されがちです。

本当はそんなことありません。

ただ単に頭の中で言いたい言葉が思うように出てこないだけなんです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「吃音」という言葉を初めて知った方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に苦しい症状です。

冒頭にも書いたように、「吃音」のことをより多くの人に知ってもらい、症状に悩んでいる方が明るくコミュニケーションをとれるような社会を作るためにはたくさんの方の協力が必要かと思います。

身近に「ちょっと言葉を話すのが大変そうだな」という人がいたらぜひ、耳を真剣に傾けて話す内容を一生懸命聞いてあげてください。

その献身的な姿勢が生きる勇気を与えてくれます。

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