吃音克服策

【吃音持ち公務員が語る】吃音(どもり)を持つ人への接し方

吃音(どもり)の持つみなさま、毎日楽しく生きていますか?

私は、毎日電話対応や職場内外との対応でとても悩んでいます笑

子どもの頃は大人が守ってくれますが、大人になって吃音(どもり)だと本当に大変です。特に組織に属している場合は、いろいろ人間関係がありますからね。

今回の記事は、吃音でお悩みの方はもちろん、吃音の症状をもっている人が身近にいる方にも見て欲しい内容となっております。

吃音持ち方が言葉を交わすことにおいて、どのような悩み・心配をかかえているか、簡単ではありますがお伝えしたいのです。

吃音(どもり)の人に対する接し方を考えよう!

吃音(どもり)で悩んでいるのは、

自分自身が言葉を流暢に話せない

頭の中に言葉が浮かんでいるのにそれが出てこない

という点です。

こういった悩みに対して、

言葉を受け取る相手方が、吃音(どもり)を持つ人の気持ちをよく理解できていれば、

苦悩は少し和らぐかもしれません。

今回は吃音症状の当事者として、

吃音(どもり)を持つ人に対する接し方で注意するべきポイントを4つまとめました。

吃音を抱える人にとっては「あるある」ですが、

同じ学校や職場に「よく言葉がどもる人がいる・・・」という方にこそ、とっても知って欲しいことですので、最後までお付き合いください。

※公務員が吃音(どもり)がちだと・・・

私の職業は公務員であり、職場内の人間はもちろん、役所を訪れる市民の方とも会話をすることは日々あります。

吃音(どもり)を抱えた公務員にとっては、市民の方々とのやり取りをするときが一番の苦痛です。

公務員という立場上、職員には通常の会社員以上の信頼感が必要です。そして、市民の方への説明ははっきりとした口調で、分かりやすい説明を行う必要があります。

想像してみてください。あなたが「面倒くさい手続きが多いんだよな・・・」とただでさえ、ネガティブなイメージがある役所の窓口へ手続きを行うとき、担当の職員がどもりまくりで何言っているか分からない状態だったら

「自分が住んでいる街の職員がこんなんでいいのか!税金で飯食ってるくせに!」、「職員変えろ!」

とクレームを言いたくなるでしょう。

私は吃音でも連発型(言葉の最初で音を連発してしまう「あああ、ありがとう」など)で、必死に市民向けに説明をしたにも関わらず、

「結局何が言いたいのか分からない」

「とても緊張しているけど大丈夫?」

何度も言われたことがあります。

そういったことを言われるたび

自分もやりたくてやっているわけじゃない、言いたいことが頭では考えられているのに、それが言葉にできないだけなんだ!

と激しく落ち込みます。

①吃音(どもりを笑ってはいけない

吃音を抱える方に対して最もやってはいけない行為は、

吃音(どもり)の症状を笑うことです。

私もどもりが出てしまうたびにからかわれたりするのですが、どもりに対して笑われることは大変ショックで、生きてる心地がしません。

吃音症状という「障害」を知らない人がやってしまいがちですが、毎回の会話でどもる人に対して「お前、いつも言葉詰まってるな・・・緊張しすぎ!」と言ってしまうことは吃音者にとって非常に大きなストレスを与えます。

吃音(どもり)を持つ人にとっては、できれば会話を避けたいにも関わらず、会話をせざる状況の中、勇気を出して言葉を何とか紡いでいます。何も緊張していたり、他人との会話そのものが嫌いなわけではありません。

一緒に話すときにいつも言葉がどもってしまう人、電話の会話がスムーズにいかないことが恒常化している人は、単なる精神的な緊張ではなく、その人のもともとの性質としての吃音(どもり)症状が出ている可能性があります。

そういった方に対し、言葉がうまく出ないことに対して職場内で噂を立てたり、本人に直接言ったりすることは絶対に避けましょう。

②吃音者に会話のペースをゆだねる

吃音(どもり)の人は次に言うことが頭の中で空っぽだから会話が途切れてしまうのではなく、既に相手方に伝えたいことは頭では分かっています。

吃音のせいで、言葉がうまく紡ぎだせないだけなのです。

会話中、相手がどもるからといって、話を急かそうとすると、余計に吃音(どもり)が悪化します。

本人としては、頭の中には言いたいことがまとめられているわけですから、どもりながらも賢明に話している中、言葉を急かせたり、言葉の途中に話を割り込んだりすることはせず、あくまで吃音者の話すペースに任せましょう。

実際のところ、私も次言いたいことはあるのにどもってしまうことが多く、

「早く話せよ!」とか「落ち着いて、内容をまとめてから話せよ」と言われると本当にやるせない気持ちになります。

③特別扱いをしない

吃音(どもり)が出てしまうことで、会話を控えさせたり、言葉を発することが必要な仕事から外したりすることもショックを与えてしまうでしょう。

最悪の場合、「自分はどもりがあるから、この仕事から外されているんだ」と感じ、精神的にも辛くなることで、ますますコミュニケーションをとることが難しくなり、結果としてどもりの症状は悪化します。

そうすると、もっと話せなくなり、職場で居場所がなくなり・・・というケースに発展します。

本人の申告のもと、配置転換や仕事のサポートをすることは全然問題ないのですが、そうでない場合、会どもりを原因として遠ざけるということは、吃音症状を持つ方にとっては疎外感を与えてします。普段どおりの接し方でよいのです。

④話を聞いてあげる、という姿勢をとる

吃音(どもり)を抱える人は何も話すことが本来的に嫌いというわけではありません。

問題は、

話したいが言葉がうまく出ず、その状況を奇異にみられることに対する恐怖心です。

そのため、吃音(どもり)を持つ方と話す際には「一生懸命耳を傾ける」ということが大切です。「あなたの話を聞き、理解しようとしている」という態度が吃音(どもり)を持つ人にとってはとても励みになります。

「私の言葉をしっかり聞こうとしてくれる人がいる」と自身の吃音(どもり)に対する恐怖や恥をある程度まで軽減できるかもしれません。

まとめ

ただでさえ、生きづらい吃音(どもり)ですが、話を真摯に聞いてくれる人はとてもありがたいです。実際に届いていなくとも「私はあなたの話を一生懸命聞いている」という姿勢を見せてくれるだけで、こちらも吃音(どもり)を克服できるよう頑張ろう!という明日の活力になります。

吃音(どもり)を抱えている方に対しては会話を受け取る側の理解が何よりも大切です。

吃音当事者として、そんな人が増えてくれるのことを日々願ってます。

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